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 令和2(2020)年度;外科領域におけるサブスペシャルティ領域連絡協議会の方針について
 
令和2(2020)年度;外科領域におけるサブスペシャルティ領域連絡協議会の方針について
 
 平成30(2018)年4月より開始された新専門医制度の運営にあたりましては、会員の皆様に多大なるご支援とご理解を賜っておりますこと、あらためまして厚く御礼を申し上げます。
 さて、9月25日付で日本専門医機構より基盤19基本領域に対して各々で「サブスペシャルティ領域連絡協議会」を設置し、新たなサブスペシャルティ領域として新専門医制度に加えるべき領域について検討を行うよう指示が出ました。外科領域におきましても至急準備に着手し、日本外科学会の代表者に加えて既に承認済みの6領域のサブスペシャルティ(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺、内分泌外科)の代表者から組織されるサブスペシャルティ領域連絡協議会メンバーを決め、このメンバーについては10月19日付で日本専門医機構の承認を得ました。これに機構からの代表者を加えて、このたびようやくサブスペシャルティ領域連絡協議会が成立したところです。この間、日本専門医機構からは、矢継ぎ早に本年12月24日を期限として新たなサブスペシャルティ推薦の可否を審議することを求められました。このあたりの動きが非常に性急であり、これまでのペースを知る私達からは戸惑いを禁じ得ないところです。もとより外科専門医においては平成30(2018)年4月に公開した「外科系新専門医制度のグランドデザインについて)」 に基づいた制度構築を想定しており、基盤となる外科専門医(1階部分)を取得した上で6領域のサブスペシャルティ専門医(2階部分)を取得し、その上で更に専門化された領域や高度技能に関わる専門医(食道外科、大腸肛門病、肝胆膵外科といった3階部分)を取得する枠組みを目指しております。しかし、現時点での日本専門医機構におけるサブスペシャルティの取扱いでは「3階部分」の取扱いが不明瞭であり、今回新たなサブスペシャルティ領域を推薦した場合に一律に既存の6領域のサブスペシャルティと横並びに位置付けられる懸念がありましたため、サブスペシャルティ領域連絡協議会メンバーで慎重に検討した結果、今年度は外科のサブスペシャルティ領域連絡協議会からの日本専門医機構への推薦は、将来的に3階部分と考えている学会であっても見合わせる方針といたしました。
 一方、会員に外科医が少数存在する他のいくかのサブスペシャルティ領域からも外科専門医からの紐づけを希望されており、そのために日本外科学会としての了承と機構が定める所定のレビューシートへの記載を求められておりますが、外科領域におきましてはかねてから外科専門医取得後に「横断的領域」として取得するサブスペシャルティ領域(例:日本臨床腫瘍学会、日本消化器病学会など)について、外科関連専門医制度委員会・専門医制度委員会でのプレゼンテーションをお願いするなど慎重な議論を進めてきたところです。現時点では日本専門医機構において「横断的領域」の取扱いについても不明瞭な点が見受けられるため、前述の方針との整合性も鑑み、こうしたサブスペ領域においても本年度は推薦と了承を見合わせる方針といたしました。
 なお、日本専門医機構においては次年度以降も新たなサブスペシャルティ領域の推薦を受け付けする方針であることを確認しておりますので、引き続き日本専門医機構とコンタクトを取り、様々なサブスペシャルティのグランドデザインの中での位置づけに関する方針を確認した上で、次年度以降の推薦の可否につきましてより詳細な議論を進めてまいります。未承認となっているサブスペシャルティに該当する皆様におかれましては掛かる事情をご了承の上、ご理解ご協力賜れます様、お願い申し上げます。
 
令和2(2020)年12月
 
一般社団法人日本外科学会
理事長 森  正樹
理事/専門医制度委員長 小寺 泰弘