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 平成29年度外傷外科医養成研修事業実施と受講募集のお知らせ
 
※募集を締め切りました。
 
平成29年9月
会員各位
 
一般社団法人日本外科学会
専門医制度委員会内
外傷外科医養成研修実施委員会
 
平成29年度外傷外科医養成研修事業実施と受講募集のお知らせ
 
 このたび、厚生労働省で外傷診療を担う医師などを育成する「外傷外科医養成研修事業」が実施されることになりました。これは、近年の国際情報を鑑みると、我が国においても爆発物などによるテロ災害発生の可能性は決して低くなく、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた救急医療体制の整備が重要であり、その一つとして、爆発物、銃器や刃物などによる創傷(爆傷、銃創、切創など)を受けた傷病者の診療に関わる外科医などが、その資質および技能の向上を図る必要があるとされたためです。
 この事業の本年度の実施団体として、本学会が選定されました。そこで、専門医制度委員会の下部に「外傷外科医養成研修実施委員会」を設置して、下記の研修会を開催することにいたしましたので、お知らせいたします。
 
 
1.研修会の目標
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、我が国のテロへの医療対応体制の底上げが求められます。テロに用いられる手段としては、爆弾や銃乱射が圧倒的に多いのですが、我が国では、これらによる多数傷病者への外科治療に関する知見が十分に普及していません。胸腹部体幹外傷に対する外科手術を執刀する外科医は、一定の修練を経た適切な能力を備えている必要があります。この研修会では、以下を目標とします。
外傷外科に精通した外科医・看護師を育成する。
爆発物等のテロ災害に備え、爆傷・銃創・切創などの重篤な外傷に対応可能な外科医・看護師を育成する。
爆発物等のテロ災害によって発生した多数傷病者を受け入れるための院内体制の構築を促す。
 
2.研修会の内容
 研修会は1日とし、以下の内容で座学、実技およびグループディスカッション・グループワークを行います。なお、講師は本学会や日本Acute Care Surgery学会主催の各種外傷研修の講師を中心に、国内外の外傷外科、銃創および爆傷外科治療の専門家が担当します。
外傷外科手術と定時予定手術との違い
外傷外科手術に必須の術前管理と術後管理(外科集中治療)
銃創に特有な外科的判断と手術手技
爆傷の病態と診断・治療の留意点
海外のテロ災害事例の医療対応およびその課題
テロ災害における倫理的問題、メンタルケア
受け入れ病院の事前準備と理想の医療チームの動き・コミュニケーション など
 
3.追加研修(off-the-job training)
 爆傷・銃創・切創などの重篤な外傷に対する適切な治療に関する知識、手術に係る重要な手技を習得し、実効性のある成果を得るために、以下の2つのoff-the-job trainingのいずれかを追加研修として必ず受講してください。なお、いずれかを既に受講済みの場合は、その旨を申請書に記載してください。
○外傷外科手術治療戦略(SSTT)標準コース
→大動物を使用した2日間のトレーニングコースです。詳細はホームページをご覧ください。
○Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma(ASSET)コース
→ご遺体を使用した1日間のトレーニングコースです。詳細はPDFをご覧ください。
 
4.開催スケジュール(予定)
 研修会1回と、off-the-job trainingのいずれか1回を組み合わせて受講することが必須です(いずれのoff-the-job trainingを既に受講済みの場合は、その旨を申請書に記載してください)。それぞれ定員に上限がありますので(下掲)、あらかじめご了承ください。
1)研修会
第1回目:
平成29年12月16日(土)8時~18時(会場:東京医科歯科大学)
第2回目:
平成30年2月17日(土)8時~18時(会場:東京医科歯科大学)
2)off-the-job training
外傷外科手術治療戦略(SSTT)標準コース
第1回目:
平成29年12月23日(金)~24日(土)(会場:神戸医療機器開発センター)
第2回目:
平成30年 3月 1日(木)~ 2日(金)(会場:自治医科大学)
Advanced Surgical Skills for Exposure in Trauma(ASSET)コース
第1回目:
平成30年 3月10日(土)(会場:千葉大学)
第2回目:
平成30年 3月11日(日)(会場:千葉大学)
 
5.受講者の募集
1)受講の条件
救命救急センターのある施設に勤務する医師(外科医)と看護師が1名ずつペア(1組)となって応募してください。なお、同一の日程で同一施設から受講できるのは、2組までとします。
医師は外科専門医資格を有する者、または5年間で350例以上(うち120例以上は術者として)の手術経験を有すると施設長が推薦する者であり、かつ外傷初期診療ガイドライン(JATEC)の受講経験があること。さらに、治療戦略を医療チーム全体に共有し、構成員に適切な指示を出す立場に従事する者、またはこれから従事しようとする者。
看護師は手術室に5年以上、もしくは救急外来に5年以上の勤務経験があり、かつ救急初療室または手術室にて実際に外傷手術に介助者として携わった経験があること。さらに、外傷初期看護ガイドライン (JNTEC)などの受講経験がある、もしくはJNTECの理念を理解していること。
オリンピック・パラリンピックやサミットなどの国際的なイベント時の外傷外科医の招集に、積極的に対応できること。
2)定員
 合計30組(医師30名+看護師30名)とし、1回の研修会に15組ずつ受講してもらいます(予定)。なお、各研修会ではさらにグループ(1グループあたり医師3名+看護師3名)に分かれてもらいます。
 また、追加研修のSSTTコースは、第1回目(神戸開催)が6組、第2回目(自治医科大学開催)が8組、ASSETコースは第1,2回目共に各8組がそれぞれの定員です。
3)応募方法
 受講を希望する場合は、医師と看護師がペアを組み、所定の申込書にいずれの研修会およびoff-the-job trainingに参加可能かを明記の上、以下の書類を添えて、9月26日(火;必着)までに郵便またはメール添付で送付してください。
外科専門医認定証、もしくは施設長の推薦状(医師)
外傷初期診療ガイドライン(JATEC)修了証のコピー(医師)
外傷初期看護ガイドライン(JNTEC)、もしくはJPTEC修了証のコピー(看護師,ある場合)
SSTTコース、もしくはASSETコースの受講証のコピー(ある場合)
4)受講者の決定
 受講可否は厚生労働省と協議の上で決定しますので、必ず受講できるわけではありません。10月中に受講可否の結果をお知らせいたしますので、あらかじめご了承ください。
 なお、受講修了者のリストも厚生労働省と共有いたします。
5)受講料
 医師は20,000円、看護師は無料とします。
厚生労働省の事業につき、SSTTコース、ASSETコースは受講費が減額されております。
6)郵送先/連絡先
 〒105-6108 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル8階
  (一社)日本外科学会 専門医制度委員会内 外傷外科医養成研修実施委員会
   TEL 03-5733-4094 FAX 03-5473-8864 E-Mail senmoni@jssoc.or.jp