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 要望書(医療用レントゲンフィルムの必要性について)
 
平成24年2月3日
 
厚生労働省
 保険局医療課長 鈴木 康裕 殿
 医政局経済課長 鎌田 光明 殿
 
社団法人日本外科学会
理事長 里見進
 
要望書(医療用レントゲンフィルムの必要性について)
 
時下、益々ご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 
 さて 外科領域のみならず、医療の現場でレントゲン写真は画像診断においてこれまでも、そしてこの先も重要な位置を占めるものであることは申すまでもありません。診療科を問わず幅広く使用される医療上不可欠なものとなっています。
 このレントゲン写真におきましては、昨今の急速な機器のデジタル化の普及に伴い、従来使用していたレントゲンフィルムの使用が急速に減少いたしております。しかしながら、プライマリケアを担う診療所・開業医等の医療機関などでは、設備投資の負担などから、従来普及していた直接撮影の装置をデジタル撮影装置に更新することは容易ではなく、かつ従来法における撮影・診断手法としての実績なども相まって、今なお広く用いられているのが現実です。このようなことから、需要を減じたとは言え「直接撮影用X線フィルム」は医療の基本的な材料として医療現場においてまだまだ欠かすことができないものです。
 しかるに、需要の減少による生産コストの上昇や「直接撮影用X線フィルム」の生産に大量に必要とする銀の価格高沸により、その生産が企業にとって採算が取れない負担の大きいものとなり、安定供給が困難になりつつあると聞いております。今なお医療現場で広く使用されている「直接撮影用X線フィルム」の供給不足は、わが国の医療に計り知れないほど甚大な影響を及ぼすものとなることは想像に難くないことであります。医療現場における混乱を避けるうえでも「直接撮影用X線フィルム」が安定的に供給されますように特段のご配慮をお願い申し上げる次第です。
 
末筆ながら、引き続き倍旧のご厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。
以上