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 要望書(平成23年3月17日)
 
チーム医療推進会議
 座長 永井 良三 殿
厚生労働省
 医政局長 大谷 泰夫 殿
 
要望書
 
 近年の外科治療技術の高度化および患者の重症化に伴い、外科医が果たすべき役割は大幅に拡大しております。しかし、外科医の労働環境は不良で、さらにその環境に見合わない待遇から、若手医師の外科離れが進んでいます。このままいけば外科医は益々激減し、地域の病院から外科が消え、手術を受けられない患者があふれる事態に陥りかねません。その対策の一環として医師増員が実施されていますが、単に医師数を増やすだけで解決できる問題ではなく、より基本的な医療提供体制の見直しが必要であります。これを受けて平成22年3月19日に「チーム医療の推進に関する検討会」での意向で、厚生労働省より「特定看護師(仮称)」創設の報告がなされ、モデル事業が開始されたことは大きな進歩と考えております。
 今後の大きな課題は、モデル事業施行施設の学習、実習内容の精査、養成される特定看護師の評価、および有用性の第三者機関による審査と充分な評価期間であります。十分な安全管理体制を整備していることなどを条件に、「診療の補助」の範囲に含まれているかどうか不明確な行為を看護師が行うことになるわけであり、養成する側と養成される側の評価は粗製濫造を予防する目的で重要で、それらがすなわち国民に安全で良質の医療を提供する最大の手段となると思われます。
 
 外科関連学会は連名して、
1. 特定看護師(仮称)[特に周術期・救急管理を主とした急性期特定看護師]養成試行事業の継続
2. 第三者機関からなる評価認定機構(仮名)の設立
 の2点を強く要望いたします。
 
 平成23年3月17日
 
社団法人日本外科学会
理事長  里見  進
 
特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会
理事長  高本 眞一
 
特定非営利活動法人日本気管食道科学会
理事長  久  育男
 
一般社団法人日本大腸肛門病学会
理事長  寺本 龍生
 
特定非営利活動法人日本胸部外科学会
理事長  田林 晄一
 
日本内分泌外科学会
理事長  高見  博
 
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会
理事長  近藤  丘
 
一般社団法人日本乳癌学会
理事長  池田  正
 
一般社団法人日本消化器外科学会
理事長  杉原 健一
 
日本腹部救急医学会
理事長  平田 公一
 
日本静脈経腸栄養学会
理事長  平田 公一
 
特定非営利活動法人日本小児外科学会
理事長  岩中  督